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世界史論述問題の勉強法|おすすめの参考書や対策方法も一からわかりやすく紹介

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高校生であれば多くの人が勉強する世界史。

 

 

その中でも国公立大学の二次試験で世界史を使うのであれば、世界史の論述問題の勉強、対策をしなければならない方もいるかもしれません。

 

 

単純に語句を答えればよい問題や選択式の問題とは違い、論述問題は内容の暗記、問題の解釈、文章力など総合力が試されます。

 

 

そんな世界史の論述問題をどのように対策したらよいか分からない、という方も多いのではないでしょうか。

 

 

そこで今回は段階別に分けながら世界史の論述問題の勉強法を考えてみましょう。

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世界史の論述問題とは

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世界史の論述問題は単純に語句の暗記をしているだけでなく、世界史の歴史の流れや因果関係などを理解した上で、適切に問題に答えていく必要があります。

 

 

大学によって難易度や文字数指定は様々で、50字程度の短めの問題もあれば、600字ほどの長文を書かなければならないこともあります。

 

 

また、「出ない」と言われて手薄になりがちな現代史にしぼって出題されることもあり、教科書の全範囲を幅広く理解する必要があります。

 

 

ポイントはなんと言っても一問一答形式の暗記ではなく、歴史の流れを自分なりに説明できることです。

 

 

いくつかの時代や場所のできごとが複合的に問われることもあるので、日頃から歴史の流れを意識した学習が大切になってきます。

 

ポイント:世界史論述とは

・歴史の流れを自分なりに説明する力が必要

・大学によって出題形式は様々

・現代史にフォーカスした問題が出題されることも多い 

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世界史論述問題の勉強法・対策とおすすめの参考書

 

 

ここからは世界史論述問題の勉強法や対策を紹介します。

 

 

世界史の論述問題は闇雲に始めては効果がありません。

 

 

学習の段階別に勉強法を示しているので、学習段階がどれくらいなのかを把握した上で勉強を始めましょう。

 

 

段階に合わせておすすめの参考書も紹介しているので、チェックしてみてください。

 

全体把握段階

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教科書の7割程度がで一通り学習できていない段階です。

 

 

この段階ではまだ教科書の語句を覚えていく段階にあるといえます。

 

 

ここではまだ論述の問題を解き始める必要はありません。

 

 

主な学習は授業の予習と復習と考えてください。時間がない場合は復習だけでも構いません。

 

 

英単語の暗記でもよく説明していることですが、語句の暗記は時間ではなく回数が物を言います。そのため、雑にならない程度のスピードで回数を多く学習することをお勧めします。

 

 

以下、おすすめの参考書と使い方です(山川出版の教科書を使っている方が多いと思うので、その関連本を紹介します)

 

教科書

 

世界史の論述問題は確かに高度な知識を要しますし、対策も難しいです。それでも基本はなんと言っても教科書です。

 

 

授業で習ったことを思い出しながら、復習を中心に覚えていきましょう。

 

 

私の個人的なおすすめなのですが、教科書には線を引かないことをおすすめします。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

 

一問一答山川世界史

こちらは山川出版の世界史の教科書に準拠した教材です。

 

 

教書ででてきた語句はもちろん、そのほかの重要語句もすべて単元ごとに収録されています。

 

 

教科書とあわせて復習の時に使いましょう。

 

 

赤文字で答えが書いてあるので、付属の赤シートで隠すことができます。読むだけでなく、答えを実際に紙に書くとさらに定着度が上がりますよ。

 

ポイント:全段階把握段階

・教科書内容の理解を優先する。この段階で論述問題を解いても効果は薄い

・教科書や一問一答の問題集を使って基本をおさえる

・語句だけでなく「歴史の流れ」を意識して覚える

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教科書が7割以上進んだ段階:論述問題の準備

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教科書が全体の7割ほど進んだら、論述問題の準備をしましょう。

 

 

実際に解いてみるとわかりますが、世界史の論述問題は非常にレベルが高いです。

 

 

いきなり論述の問題にとりかかっても挫折してしまうので、まずはその下準備から始めます。

 

 

使う教材は教科書のみで大丈夫です。必要に応じて授業で使ったノートやプリントも見直しましょう。

 

 

この段階では、教科書を詳細に読み込み、さらに、語句を覚えている前提でそれらの語句を使って歴史の流れを説明できるようにする、という学習法をおすすめします。

 

 

具体的には、教科書の範囲(2ページほど)を決め、じっくりと読み込み、そのあと、出てきた語句をすべて使って、紙に歴史の流れを書き出していきます。

 

 

そして、教科書を見ながら答え合わせをしましょう。

 

 

この段階まで来たら、語句をやたらめったら覚える学習は終わったと考えてください。

 

 

歴史で大事なのはあくまでもその流れであり、語句は歴史の流れを構成する要素に過ぎないと考えてください。(これが私が先ほど教科書には線を引かないように、と書いた理由です

 

 

この学習も一回一回の質ではなく、雑にならない程度に回数を重ねてください。

 

ポイント:論述問題の準備

・「教科書を読む→ノートに内容を書き出す」のサイクルを繰り返す

・語句だけでなく、歴史の流れを覚えることを意識する

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教科書が7割以上進んだ段階:論述問題実践

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パート1であげた学習と並行しながら、論述も少しずつ進めていきましょう。

 

 

パート1の学習をして、内容が固まった分野から始めてもらって構いません。

 

 

ここでは論述に慣れる、ということをしていただきたいです。

 

 

できるだけ、基礎的な問題を解きながら「論述問題の解き方」を学習していきましょう。

 

 

論述問題の勉強の最初の一歩の参考書として『みるみる論述力がつく世界史』がおすすめです。

 

みるみる論述力がつく世界史

世界史論述を始めるときはこの教材をおすすめしています。

 

 

論述問題は自分で採点することは難しいため、学校や塾の先生などに頼んで、添削をしてもらう必要があります。

 

 

しかし、まだ論述に慣れていない段階で先生に添削を依頼しても実力がつかずに終わってしまう可能性が高いです。

 

 

そこでおすすめしているのがこの『みるみる論述力がつく世界史』です。

 

 

この教材も山川出版の世界史の教科書に準拠しています。

 

 

解説が非常にわかりやすく、見るべき教科書のページも記されていて、解答作成のプロセスや要点となることや採点基準もまとめられています。

 

 

やや問題数は少ないですが、教科書の全範囲の問題が収録されているので、独学するにはぴったりの教材です。

 

 

まずはこの教材を使って論述問題に慣れていきましょう。

 

 

ポイント:論述問題実戦

・教科書の内容を覚えるのと並行して少しずつ論述問題をはじめる

・解説の詳しい参考書を使ってまずは論述のコツをつかむ

 

 

ここで紹介した『みるみる論述力がつく世界史』のおすすめの使い方や勉強法を紹介しています

 

教科書がほとんど終わった段階:論述問題演習

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教科書がほとんど終わった段階には先ほどのプロセスを終了しておくことが望ましいです。

 

 

ここから本格的な論述問題にとりかかっていきます。

 

 

ここで注意ですが、さきほども少し書いたように、世界史の論述問題には添削が必要です。独学ではどうしても不十分になるので、学校や塾の先生、あるいは通信教育などで添削してくれる人を確保しましょう。

 

 

塾や通信教育の場合は問題を指定されることが多いですが、もし、自由に問題を決めていい、と言われたときのために、おすすめの論述問題の参考書を紹介します。

 

段階式世界史論述のトレーニング

本格的に世界史論述の対策をするときに使いたいのがこちらの参考書です。

 

 

世界史などの科目は一度解いた問題は完璧にしつつ、どんどん新しい問題を解いて、多角的な視点から歴史の流れを答えられるようにする必要があります。

 

 

先ほど紹介した『みるみる論述力がつく世界史』を一通り終えたらこちらの参考書を使ってさらに実践力をつけましょう。

 

 

詳説 世界史論述問題集

今では中古でしか手に入らないと思われます。しかし、問題数が非常に多く、教科書の内容を網羅しているので、この一冊をやり切れば論述に穴はなくなります。

 

 

先ほどもお伝えしましたが、多角的な視点が必要で、複合問題を作りやすい世界史はとにかく多くの問題をといて慣れていくことが必要です。

 

 

満点がもらえるまで繰り返し、なるべく多くのタイプの問題に対応できるようになりましょう。

 

 

ポイント:論述問題演習

・なるべく多くの問題を解いてたくさんの論述問題に対応できるようにする

・先生や通信講座などを利用して添削指導をしてもらう

 

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論述に慣れてきた段階:現代史の勉強

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論述学習がほとんどできるようになった時に忘れてはいけないことがあります。

 

 

現代史の学習です。

 

 

二次試験で論述問題を課す大学のレベルであれば、現代史をメインにした問題を出題してくることも十分あり得ます。

 

 

学習しにくく、覚えづらい現代史ですが、そこはほかの受験生も同じです。多くの高校が現代史をあいまいにして授業を終わらせてしまいます。

 

 

つまり、ここを得点できればかなりほかの受験生と差をつけることができるのです。

 

 

日本史や政治経済、現代社会と重なる部分があるので、自分が学習している科目とも関連付けて覚えましょう。

 

 

入試本番で現代史を取り逃すことがないようにしてください。

 

 

ポイント:現代史

・現代史は出題される! 気を抜かずに対策すること

・多くの受験生が手薄にしがちなので、差がつく

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世界史論述対策は早めに

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世界史の論述問題は難易度も高く、十分なレベルに仕上げるまで時間がかかります。

 

 

それでも、努力した分だけ必ず成果が出てきます。

 

 

また、語句の基本的な暗記などは独学が可能なので、授業の進度に合わせなくても独学が可能です。

 

 

二次試験を中心に世界史の論述問題が必要な方はぜひ早めに勉強を始めましょう。

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